【飲み水比較】ウォーターサーバーって本当にいいの?
家で飲む水はどのようにしていますか?
我が家では妊活をきっかけに水道水からスーパーの水に切り替えました。
水道水から人気のウォーターサーバーなど他の方法に切り替える場合、どれがいいか迷うと思います。
そこで、ウォーターサーバー・ペットボトルの水・浄水器・スーパーの水・水道水を比較しました。
目次
1日に必要な水分量は?
比較の前に1人が1日に必要な水分量を調べてみました。
生命を維持していくために必要な水分量は、1日2.5リットル(※)といわれています。
1日の水分補給量|全国清涼飲料連合会
0.9リットルを食品自体の水分と調理水、0.3リットルは体内の酸化燃焼から得ており、残り1.3リットルをあらゆる飲み物から摂取するといわれています。
(※)成人男性が通常の生活をしている場合。
スポーツや暑さなどの発汗の条件により必要な水分の量が異なる。
食品自体の水分と体内の酸化燃焼分は考えない事にしたら、1人1日2.2Lが必要になります。
飲み水の摂取量目安
1日あたり200mlのコップで2杯程度飲む方は、月12Lが必要。
コーヒー・お茶・料理で飲み水を使う場合は、更に必要になります。
始めに結論から
コスト・利便性・安全性を中心に考えるとペットボトルの水、浄水器がオススメになります。
ウォーターサーバーは、ペットボトルの水に比べ水代が高く、サーバー代が有料の場合もあります。
無料サーバーでもサーバーの電気代がかかります。
いつでも冷水・温水が出て便利なサーバーですが、電気代がかかる上に設置場所も必要なので、よく考えましょう。
ウォーターサーバーは水代が高い分、他と水が違います。
水代が安いところもありますが、それでもペットボトルの水が安いです。
スーパーの水は、ほとんどコストがかかりませんが、時間と労力が必要になります。
特にこだわりがなければ、安全性の高い水道水でもいいかもしれません。
年間コスト比較
年間コストを試算し表にまとめました。
※ウォーターサーバーは利用する会社によって金額が異なり、もっと安いところもあります。
摂取方法 | 年間コスト |
---|---|
ウォーターサーバー | 29,844円(税込) |
ペットボトルの水 | 9,000円(税込) |
浄水器 | 8,482円(税込) |
スーパーの水 | 利用状況によっては0円 |
水道水 | 21.6円 |
総合比較
総合的に比較してみました。
総合値 | コスト | 安全性 | 利便性 | 味 | 水の種類 | 環境面 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ウォーターサーバー | 3.5 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | 天然水・RO水 | 〇 |
ペットボトルの水 | 4.0 | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ | 天然水 | 〇 |
浄水器 | 4.0 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | RO水 | ◎ |
スーパーの水 | 3.0 | ◎ | 〇 | △ | 〇 | RO水 | ◎ |
水道水 | 3.5 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | 河川水 | ◎ |
それでは個別にみていきます
ウォーターサーバー
定番になりつつあるウォーターサーバー。
以下は、ウォーターサーバーで人気のプレミアムウォーターの情報を基に書いています。
コスト | サーバー代 0円~ 水代 12L×2本 3,974円(税込)~ 月額電気料金 約500円(エコモード使用時) |
安全性 | ・地下からくみ上げられた安全な原水を使用 ・毎日1時間ごとの水質検査や月に1回の放射能検査 |
利便性 | 基本無料で自宅にお水を配送 |
水の種類 | 天然水 |
環境面 | 使い捨てボトルを使用 |
おいしさ際立つ「非加熱処理」の天然水。
多くのウォーターサーバーの水は、加熱処理を行っています。
非加熱処理の天然水は生産管理が難しく、コストが掛かりますが、おいしさを追求するためプレミアムウォーターではあえて「非加熱処理」の天然水を採用。
他のウォーターサーバーでは天然水ではなく、水道水や河川水をろ過したRO水もあります。
天然水の採水地を厳選し、International Taste Institute(国際味覚審査機構)2020において「優秀味覚賞2つ星」、モンドセレクション2020にて「優秀品質金賞」を受賞。
地中でミネラル成分が溶解した地下水を原水とし、処理方法など一定の基準を満たした「ナチュラルミネラルウォーター」。
年間コスト
1人あたりの最安年間コストを試算してみました。
サーバー代
0円
水代
月12L使用する場合、1年間で(12L×2本)が6回必要なので
12L×2本 3,974円(税込)× 6回 = 23,844円(税込)
電気代
月額約500円(エコモード使用時)× 12か月 = 6,000円
年間合計 29,844円(税込)
ちなみにウォーターサーバー不要のボックスタイプもあります。
ボックスタイプの定期購入で試算してみます。
月12L使用する場合、1年間で(10L×2箱)が7.2回必要なので
10L×2箱 3,240円(税込)× 7.2回 = 23,328円(税込)
ボックスタイプは、10L×2箱の注文になります。
サーバーの電気代が不要な為、年間約6,000円安くなります。
注意点
ウォーターサーバーの注意点として最低契約年数は2年から、契約途中で解約する場合は契約解除料10,000円(不課税)がかかります。
これは、他のウォーターサーバーも同じようにかかります。
以下は、プレミアムウォーター公式サイトのリンクになります。
ペットボトルの水
以下は、コカ・コーラの天然水い・ろ・は・すの情報を基にしています。
コスト | Amazon限定の2L×10本を購入の場合、1本あたり125円(税込) |
安全性 | ・地下深くに流れる天然水を工場内で採水 ・採水後ろ過し、短時間の加熱殺菌 ・280項目以上に及ぶ、徹底的な品質チェック ・ペットボトルは成型後、洗浄・殺菌 |
利便性 | 配送の場合は便利 |
水の種類 | 天然水 |
環境面 | 使い捨てボトルを使用 |
年間コスト
月12L使用する場合、1年間で(2L×10本)が7.2回分必要なので
2L×10本 1,250円(税込)× 7.2回 = 9,000円(税込)
浄水器
以下は、クリンスイの蛇口直結型の情報を基にしています。
コスト | 本体 3,667円(税込) カートリッジ 3個セット 6,345円(税込) |
安全性 | 15物質除去の優れた浄水性能 |
利便性 | ・蛇口に取り付けるだけ ・カートリッジの交換は、1日10L使用で3か月毎に交換 |
水の種類 | 水道水 |
環境面 | ゴミは、カートリッジだけで環境に優しい |
年間コスト
カートリッジの交換は1日10L使用で、3か月毎に交換なので年間4個必要。
皿洗いする場合に水を使うので1日10Lと仮定しています。
初年度
カートリッジ代
本体 3,667円(カートリッジ1個付き) + 3個セット 6,345円 = 10,012円(税込)
水代
東京都の場合、下水道料金を含まない水道代は1Lあたり約0.15円。
参考:水道料金・下水道料金の計算方法(23区) | 東京都水道局
※水道代は地域によって異なります。
月12L使用する場合、1年間で144L必要なので
1L 0.15円 × 144L = 21.6円
初年度、年間合計
10,033円(税込)
初年度以降
カートリッジ1個当たり
3個セット 6,345円 ÷ 3 = 2,115円(税込)
カートリッジ代
カートリッジが年間4個必要なので
カートリッジ1個 2,115円 × 4個 = 8,460円(税込)
初年度以降、年間合計(水代込)
8,482円(税込)
スーパーの水
時間と労力がかかりますが、コストが一番安い為うちで利用しています。
以下は、マックスバリュの情報を基にしています。
コスト | ・WAON搭載カードを持っている場合、1日2Lまで無料。 それ以降20円。 ・始めに数百円かかる再利用ボトルの購入が必要 |
安全性 | ろ過フィルターの交換頻度が不明 |
利便性 | ・スーパーでの買い物ついでに利用できる ・持ち帰りが少し大変 |
水の種類 | RO水 |
環境面 | 再利用ボトルを使用 |
年間コスト
水代は、無料の範囲で収まれば無料。
再利用ボトルを買い換える場合に数百円かかる程度です。
買い物ついでや外出ついでなら、スーパーまでの交通費もあまりかかりません。
スーパーの水の特徴は何と言っても、安いこと。
なぜ安いかと言うと、水の為に来店してもらえるからです。
実際に水の為に来店し、必要なものを買う事がありますが、買う予定の無かった物は買わないように注意しています。
水の味はクセ・特徴がなく、可もなく不可もない感じかと思います。
水道水
水道水についても調べてみました。
以下は、公益社団法人の日本水道協会、茨城県企業局の情報を基にしています。
コスト | 料金は地域によって異なる |
安全性 | ・浄水場では、きめ細かな水質検査を実施 ・オゾン処理や生物活性炭処理などによって、 かび臭の除去や※トリハロメタンなどの低減化、クリプトスポリジウムなどの対策 |
利便性 | 蛇口をひねるだけ |
水の種類 | 河川水 |
環境面 | ゴミが出ず環境に優しい |
※トリハロメタン 水道水の細菌汚染を防止するため、消毒剤として塩素を使用。この塩素が原水中の有機物と反応して有機塩素化合物、すなわちトリハロメタンを生成する。 ※クリプトスポリジウム 人やその他の哺乳動物の小腸に寄生して、下痢症の原因となる原虫。
年間コスト
水代
東京都の場合、下水道料金を含まない水道代は1Lあたり約0.15円。
参考:水道料金・下水道料金の計算方法(23区) | 東京都水道局
月12L使用する場合、1年間で144L必要なので
1L 0.15円 × 144L = 21.6円
飲み水として利用した場合、水道代は年間約20円と本当に安いですね。